おはようございます。
福岡、北九州で活動するビューティーアップデートトレーナーの片岡慎一(かたおかしんいち)です。
先日、2回目のトレーニングを終えたお客様から
「ふくらはぎみたいに、大腿で筋肉がわかるようになったのは初めてです!」
と嬉しい声を頂きました。
太ももの前側の筋肉ではなく、太ももの裏側の筋肉です。
この方は、フィットネスクラブやジムでのトレーニングは初めてですが、様々な趣味に取り組まれています。
ダンスやテニスなど。
またご自身で食事制限をして体重は落とした経験もありますが、理想とする脚やお尻にはなれていなかったそうです。
「スキニーパンツが履きたい」
「理想とするお尻になりたい!」
との思いからトレーニングを開始されました。
身体の背面(ももの裏側、お尻、背中)は、目に見えない部分であり意識がしづらい部分です。
あなたもスクワットやレッグプレス(座った状態での膝の曲げのばし)などをしていても、太ももの裏側、お尻に効いた感じがなく、反対に太ももの前ばかり使ってしまっているのではないでしょうか?
『太ももの裏側、お尻を使うためには?』
太ももの裏側、お尻を使うためには、姿勢を保持するための体幹の筋肉が大事になってきます。
背骨に横にある多裂筋という筋肉です。
この筋肉は、背骨を正しい位置に支えているインナーマッスルの筋肉です。
インナーマッスルは、骨に近い部分にある筋肉で骨格を支えている筋肉の事です。
この多裂筋の働きが弱くなると、背骨は丸まり、首は前に出てしまい、お尻も下に垂れてしまいます。
『多裂筋が使えていない姿勢』
猫背のような姿勢です。
このような姿勢になると、お尻の下と膝までの距離が短くなり、常にお尻や太ももの裏側の筋肉がお休みしている状態になります。
お尻や太ももの裏の筋肉がお休みしていて使いずらい状態になれば、身体を支えてくれるのは太ももの前の筋肉になります。
『多裂筋の力が入っている状態』
耳の穴、肩、腰、膝、踵が一直線になっている状態。
太ももの前、お尻、太もも裏の筋肉をバランスよく保っている状態です。
『多裂筋に力が入りすぎている姿勢』
この姿勢は、お腹の力が抜けて出っ尻になり、背骨を反りぎている姿勢です。
お腹の筋肉と背中の筋肉のバランスが崩れていることからこのような姿勢になることがあります。
この姿勢の場合は、お腹の筋肉のトレーニングや太ももの付け根のストレッチやほぐしをすることで正しい姿勢に近づいていきます。
筋肉は使いすぎてもダメですし、使えなさすぎてもよくありません。
バランスよく鍛えてあげることが大切になっていきます。
姿勢により身体のどこを鍛えていくか、ストレッチしていくかは違ってきます。
ますは自分がどのような姿勢なのかをチェックすることが大事になります。
デスクワークや座り仕事で普段の姿勢が丸くなっていて、猫背気味の方はいくらスクワットやレッグプレスを行っても脚・お尻が変わらないのは多裂筋が使えていない事が多くあります。
正しい姿勢を身につける事で、太ももの裏側、お尻などの背面の筋肉が使いやすくなってきます。
『自分の姿勢をチェックする方法』
一度、壁を背にして立ってみて腰の隙間がどのくらいあいているかをチェックするのがお勧めです。
矢印の部分(おへその裏側)隙間をチェック。
頭、肩、腰、踵を壁につけて腰の隙間が手の平一枚分くらいの隙間があればOKです。
隙間が全くない場合は、腰が丸まって多裂筋が使いづらい状態になっていることが多く、隙間があきすぎている場合は反り腰で多裂筋の使いすぎの場合があります。
普段の立ち姿勢、座り姿勢でこの姿勢を意識できるようになると太ももの裏側、お尻が使いやすくなり理想とする下半身に近づいていきますよ。
いつも読んで頂きありがとうございます。